kei’s blog

雑多な日記です。

未熟な精神科医のはなし

精神科医は、「書類仕事が出来て最低限」だと思っている。
処方箋・診断書・カルテ・・・それらの書類がきちんとこなせない未熟な精神科医というのも、世の中少なからず存在する。
そんな、彼らへの思い。

 かつて、「診断書を書きたくない」という医者が居た。

もちろん、あるタイミングで見切りを付け、彼からは離れたのだが・・・
彼の中の「患者としての正しい姿」から、自分が離れたからだろうか。
「医者が自分に反抗する態度を取り始めた」、という経験がある。

医者とて、皆どこか未熟で、耐えられない事も「医者であるから」という理由でガマンしている事も少なくないのだろう。それは、人間であり、ある種のプロとして認められた人間、全員に言えることなのかも知れない。

しかし、それと患者へ当たる事は、やはり別だと思う。
開業医というワケでも無かったから、他のドクターにパスする事だって出来たのだろう。(医局内の風通しが悪かった、という理由もあるのかも知れないが、それは患者からして知った事じゃない。)

自分は、精神科の患者は、皆どこかしら「人生で得られなかった何かを欲しがっている」のだと思っている。
それを「お薬で補いましょう」という事そのものが、やはりムリなのだと思う。
お薬で補ったところで、せいぜいドリンク剤が処方薬に変わった程度の話なのかも知れない。
何かの役割を果たす上で、先はそんなに長くないのかも知れない。

 

そして、「未熟な精神科医こそ、自分の診察を受けるといいのではないか」という皮肉が頭の中に浮かぶが、きっとそれはまた別の話。。